ども、あくびです。
スーパー兜 アロー(V)タイプの種を昨年購入し育てています。
大きさも1cmほどになり模様も出てきたのですが、どうも思ってたのとは違う…。


特徴であるV字模様が全く出ていません。
スーパー兜のアロータイプは、成長した株と種はよく見かけるのですが、小さな実生株は全く出回っていないんですよね。
もしかしてアロータイプの模様は、表面に傷をつけたりして人工的に作ってる??
タイから輸入されているものが多いとのことですが、それ以上はネットで調べてもあまり情報がなかったので、ChatGPTに聞いてみることにしました。
アストロフィツム スーパー兜の種類でアロータイプ(Vタイプ)といってアレオーレがV字のものが出回っています。主にタイから輸入されたものらしいのですがあまりネットにも情報がありません。アロータイプ同士を掛け合わせた種子から育てた場合、同様の模様が出ますか?
スーパー兜「アロー(V)タイプ」は遺伝する?
- アロー模様は遺伝子由来なので子に伝わるが、単純な優性・劣性ではない。
- アロー同士を交配してもすべてが V 模様になるわけではなく、発現率は体感 20〜40%程度。
- 固定率を上げたいなら「数をまく ➔ 厳選 ➔ 選抜交配」を数世代続けるのが近道。
アロー同士を掛け合わせた場合の目安
世代 | V 模様が出る確率 | ポイント |
---|---|---|
F₁(親:アロー×アロー) | 約 20〜40% | 親株の完成度しだいで幅あり |
F₂ 以降 | 選抜次第で上昇 | 理想株を選び続けると固定化が進む |
ポイント
- メンデル型の単純優性/劣性ではないため「100 %同じ模様」にはならない。
- 模様は生育につれて強調される。播種から1〜2 年は判断保留。
- 花粉を複数株でミックスし、母株も複数用意すると遺伝的多様性を保ちつつ発現率が上がりやすい。
固定率を高める 5 つのコツ
- 親株選び — V が太くはっきりした株同士を使う。
- 数をまく — 100 粒レベルを播種し、発芽後に良形だけ残す。
- 早期接ぎ木 — 成長を加速させ、模様確認を早める。
- 世代選抜 — 毎世代トップ個体のみで再交配。
- クローン増殖 — 胴切りやオフセットを接いで「コピー」を確保。
まとめ
アロー(V)タイプは遺伝するが完全固定ではないため、
種子繁殖で理想模様を狙うなら「数・年数・選抜」がカギ。
どうしても同じ模様が欲しい場合は、親株からクローン増殖するのが確実です。
感想
アロー×アローの種だと20〜40%の確率でV字が遺伝するらしいです。
また模様が出るには時間がかかるため、播種から1〜2 年は判断保留とのこと。
上記画像のスーパー兜は播種から1年未満なので、模様が出るまでにまだ1年くらいかかりそうです。
また、僕が購入した種は一応親がアロー×アローということでしたが、それはもう信じるしかないわけで…。
遺伝の確率、模様が出るまで期間、種の信頼性など考えると、スーパー兜アロータイプの実生は少しリスクが高いですね。
気に入った模様の株を見つけたら、素直にそっちを買った方がいいのかもしれません。